港区虎ノ門の音楽教室 MUSICASA


港区虎ノ門の音楽教室 MUSICASA

チェロ・バイオリン・ピアノ・声楽・子どものためのソルフェージュのクラスを開講しております。


2013年8月31日土曜日

8月も終わり

8月は忙しいながらも平和な日々だったなぁ。
息子が一段と成長したのもその要因かも。
言葉は二語文が出てきて「でんしゃ、来た」とか「ちゅっちゅ(おしゃぶり)、あった」とか、日に日に話せる言葉が増えて行って毎日びっくりさせられます。
あとは前まで食事はほとんど同じメニューしか食べなかったのが(そぼろごはん(挽肉そぼろor鮭そぼろ)+具沢山みそ汁+納豆)、最近は何を作っても完食!
お気に入りは、鶏肉とレタスの味噌チャーハン+100%トマトジュース☆トマトジュースなんて私でも濃厚に感じるのに一缶あっという間に飲んでしまいます。
朝は相変わらず定番の、カボチャ米パンをトーストしてバターを少々+蜂蜜入りバナナシェイク。
もぅ、息子がごはんを食べてる姿が世界で一番好き!!
週末の昼か夜は外食で手抜きもしたりしますが、私が作ったものを一生懸命食べてくれる事にやっぱり幸せを感じます。なのであまり頑張ってる感覚はないけど、ふと考えると一日のうちに結構お料理のことを考えてるな私。

先日は息子と二人で朝からバスに乗り碑文谷公園へ。
何故わざわざ遠出をしたのかと言うと、前日、保育園へ行く途中に猫を見つけて息子が触ろうとしたら逃げられてしまい、消化不良な顔をしていたので、そういえば息子は動物が好きなのにあまり触らせてあげられる機会がない事に気づいたのです。それで、比較的近くで動物と触れ合える所を検索して向かったわけですが、碑文谷公園、すっかり気に入ってしまいました!
触れ合いコーナーではモルモット、ウサギ、犬と遊べて、人が少ないので思う存分一緒に過ごせます。息子はモルモットのキングくんを撫で撫でしては「かわいいね〜」と言わんばかりにニコ〜っとしていました♪
池を挟んで反対側には電車の見える遊び場もあって、大きな木が沢山あるから涼しいし、家の近くにこんな公園があったら良いのにと思わずにはいられませんでした。

今日は夫も一緒に3人でお出かけ。
お昼過ぎには帰ってきてソファで息子を抱っこしながら私は寝てしまい、気づいたら息子も私のお腹の上で寝ていました。
夫も横でゴロゴロ。
窓の外は晴空。
なんて平和な午後☆

2013年8月30日金曜日

結婚記念日

もう一ヶ月も前になってしまいますが、結婚二周年の記念日でした♡
日中は公園で思い切り遊んで、夕方から義両親が息子と遊んでくださり(いつも本当にお世話になってます(>_<))、夫婦でシャングリラのピャチェーレへ。7月何回通ったかな。笑
ゆっくり話せて楽しかった!大切な時間だなぁとしみじみ。普段から2人の時間はある方だと思うけど、オシャレをしてのデートはやっぱり充実度が全然違います。

これからも私達らしく、子育て&自分育てをしていこうね!




2013年8月19日月曜日

幸せな日々

ご無沙汰しています。
育児・仕事・バロックチェロ・勉強と欲張るもんだから全く時間が作れません。
夫と結婚する前、メールの返事が遅いことに対して「メールを書く時間の1分ぐらいあるでしょ!」と怒っていたけど、忙しい時って心が捕われてるから、その1分もメールに使おうという気になれないんですね。
またひとつ、夫を理解する事ができました。(笑)

音楽学に引き続き、ここ1週間はナショナリズムについての講義を受けていて、民族問題がなかなか面白い。
今日は『マルクス主義が民族問題を解決できなかった理由』をレポートにして提出。間に合って良かった。1週間頭フル回転で文章を考えて、昨日の息子のお昼寝中しか空く時間がなく一気に書き上げるという。。もうなんかギリギリの生活。
おかげさまで今まで腑に落ちなかったマルクスについて少し頭がまとまりました。
興味深かったのはマルクスが社会主義思想に至るまでの経緯。
そもそもマルクスの描く人間の本質というのは、肉体と精神が結びついたもの、即ち「労働」であって、私達は労働というとまず賃金を稼ぐためにあくせく働くイメージがあるけど、マルクスの言う「労働」というのは、例えば一人のチェリストがドヴュッシーのチェロソナタを弾きたいと考える→最初はうまく弾けない→指使いを楽譜に記す→CDを聞いたり楽譜を分析する→難しい箇所を何度も練習。。。そして最後には曲を完成させる、そのチェリストがうまく弾けなかった状態からそこまで辿り着く人間の成長が「労働」だと言っているのです。
で、資本主義社会においては、チェリストがドヴュッシーを弾けるようになることよりも、大衆の前でAKBを弾いてお金を生み出すことが重要なのであって、マルクスにとってそれは人間の本質を抑圧しているということなんですね。
労働者をその資本主義社会から解放し、人間の本質を生かせる社会を作るという所から社会主義が出来上がっていくのです。ここまではとても良さげな思想ですよね(≧∇≦)
結局彼は民族問題は解決出来ず、社会主義もスターリンという独裁者を作ってしまったわけですが。。
この失敗をふまえつつ日本にマルクスの考えを取り入れていけないものでしょうかね(´Д` )資本主義社会で育った日本人は豊かとはとても言えないからなぁ。

民族問題と言えば、最近FBでフランス在住の方が
「たまに日本に帰ってくるとエレベーターで誰も挨拶をしないのが不思議。お互い挨拶するだけで気分が良くなるのに。淋しい国。」
というような内容を投稿していて、なんかこういう日本とフランスを比べてどうだとか言いだすと、「どうしてフランス人はまじめに働かないの?働くのは楽しいのに」とか「どうしてイギリス人は意地悪言うの?人に優しくした方が良いのに」とかそれぞれの地域の特性をどうして?とか悲しい!とか言い出してもキリがないしナンセンスだと思う(´・Д・)」
あとこういう発言って(私も海外に住んでいた時は思ったりしていたので分かるのですが)、ちょっと意地悪な言い方をすると、自国から距離を置いて客観視している優越感というのもありますよね。
。。。って民族問題とあんま関係ないか(笑)

まだまだ講義は続きます。
協力してくれる夫と義両親、応援してくれる神戸の母、そして8月はいつもより多めに保育園に通うことになり頑張っている息子に感謝です!!
ご近所のKちゃんといちゃいちゃ♡

2013年8月10日土曜日

夫の誕生日

数日前からこの日のために時間を見つけては練習していたマカロン。
何故か作る度に下手になっていく(°_°)
前にも書いた通り、お菓子作りはきっちりすればある程度はちゃんと形になるのです。問題は慣れてきた頃の気の緩み!何事も初心を忘れてはダメですね。
もう一生マカロンを見たくなくなるくらい作りましたよ。100個とか。笑
しばらくおやつには困らない(^^)

お誕生日おめでとう♡

大学の授業3日目/Evgeny Kissin - Recital - Prokofiev, Chopin 2009


休憩〜。
神戸に帰っている間に見たキーシンのプロコ。
いつも彼の演奏は痒い所に手が届くので安心して聞いていられる。
もうね、ピアノではなくキーシンなんです。キーシンでプロコフィエフを弾いているかんじ。

今日の授業はバロックと古典の特徴とその違いや、ハイドン・モーツァルト・ベートーベンの主な曲の分析等でした。
いづれの作曲家も晩年にはバロック的なポリフォニーに近づいていくのが面白い。
頭をまとめるためにもブログに書いておきたいのだけど、昨日は息子を寝かしつけている間に一緒に眠ってしまい、今日は夫の誕生日でご機嫌にお酒を飲んだのでもう寝ます。
明日は苦手なロマン派に突入。
古典以降は個人的な音楽の時代になる分、分析をすればするほど白けてしまいます。
やっぱりそれ以前の方が勉強する価値はあるなぁとつくづく思う。

2013年8月9日金曜日

地獄のオルフェ全編〜Orphée aux Enfers - Subtitled〜


全編youtubeにありました。

『あらすじわかる!オペラ情報館』より、情報等載せておきますね。

↓↓↓↓↓



【作曲】
ジャック・オッフェンバック 1858年

【初演】
1858年10月21日 パリ、ブフ・パリジャン座
1874年2月7日 パリ、ゲテ座(改訂版)

【台本】
エクトル・クレミュー、ルドヴィック・アレヴィ(フランス語)

【原作】
ギリシャ神話のオルフェオの物語に基づく

【演奏時間】
第1幕 60分
第2幕 50分  合計 約1時間50分



あらすじ

【時と場所】 
ギリシャ神話の世界、ギリシャと天国と地獄

【登場人物】
オルフェ(T): 音楽院の院長
ウーリディス(S): オルフェの妻
プリュトン(T): 地獄の大王プルート
ジュピテル(Br): 神々の王ゼウス
キュピドン(S): 愛の神キューピッド
世論(Ms): 世間一般の人々の代弁者
ほか
以下http://homepage2.nifty.com/aine/opera/opera64.htmより。


 テーバイ市郊外の田舎。
 ヴァイオリンの名手オルフェは、音楽学校の校長をしている。妻(ユリディス)がいる身だが、ちゃっかりとかわいい女性相手にヴァイオリンの個人教授をしている。一方のユリディスはといえば、こちらも既に夫にも彼のヴァイオリンにも飽き飽きしている。二人が痴話喧嘩を始めると、いつもオルフェはヴァイオリンを弾いて、ユリディスをうまく丸め込んでしまうのだ。退屈のあまり、ユリディスは、いっそ死んだ方がマシだと思っているのだが・・・ある日、近所に住むミツバチ飼いのアリステ(地獄の支配者プリュトンの人目を忍ぶ姿)を尋ねたユリディスは、ミツバチに気を取られているうちに、畑の中に潜んでいた毒蛇に噛まれ、望みどおり死ぬことに・・・。
 ユリディスの別れの手紙を読んだオルフェは大喜びするが、そこへ世論が登場! 世論は、「善行の番人」を自認しているので、「妻が死んだ」というのに、「その死を悲しんでいない夫」の存在は許せないと怒り、神のところへ行って、ユリディスを返してくれるように頼みなさいと言う。さもないと、オルフェは人々-とくに、かわいいヴァイオリンの教え子たち-からの信頼を失うことになる・・・と脅されるのだった。脅されたオルフェは仕方なく、神々の住むオリュンポスへと向かう。
 オリュンポスでは、美しいディアヌが嘆いている。待ち合わせの場所に、恋人が現れなかったのだ。実は、ディアヌの父であり、神々の王であるジュピテールが、娘のイメージを損なわないように・・・と、こっそり恋人のアクテオンを鹿の姿に変えてしまったのだ。怒ったディアヌは、ジュピテールの専横ぶりをののしり、数々の汚点を数え上げ、その場に居合わせた他の神々も、彼女に便乗して糾弾し始める。折良く、メルキュールがやってきて、地上からユリディスという女性が誘拐されたこと、プリュトンが来ることを告げる。ジュピテールの妻ジュノンは、「ユリディスを誘拐したのは夫では?」という疑いを持ち、ジュピテールを責め立てたところに、プリュトンがやってくる。ジュピテールはプリュトンを問いただすが、プリュトンはうまく言い逃れてしまう。とそこに、世論に伴われてオルフェが登場、ジュピテールに拝謁を願い、さらわれた妻を帰して欲しいと訴えるので、ジュピテールは、地獄を調査することにした。
 さて、蛇に噛まれて地獄へきたユリディスはといえば・・・パーティーに明け暮れる毎日を想像していたのに、地獄にきてみると、狭い1室に閉じこめられているばかり。おまけに、看守は言い寄ってくる。で、ひどく沈み込んでいる。ジュピテールが神々を引き連れて地獄へやってくると、看守はユリディスを別の部屋に隠してしまうが、ジュピテールは隠し場所を見抜いてしまい、ハエに姿を変えて、鍵穴から忍び込む。ジュピテールから正体を明かされたユリディスは、彼についていこうと心に決めるのだが、二人の逃亡をプリュトンが邪魔だてするのでうまくいかない。
 プリュトンは、地獄で大宴会を開いている。バッカスの巫女に扮したユリディスは大はしゃぎ。隙を見ては、ジュピテールと手に手を取って逃げ出そうと試みるものの、いつもプリュトンに阻まれる。いい加減頭にきたプリュトンは、「オルフェに妻を帰すという約束はどうなったのか」と言って、ジュピテールに詰め寄る。世論の怒りが何よりもいやなジュピテールは、名声を失うよりは、約束を守る方がいいと判断して、嫌がるユリディスをオルフェに返すことにする・・・ただし、条件がある・・・「日の光が見えるまで、後ろを振り返ってはならない」
 パーティーの場から離れたくないユリディスと妻の死をちっと悲しんでいないオルフェとは、二人で地上へと帰っていく・・・と、突然の雷鳴! 驚いたオルフェは思わず辺りを見回してしまう・・・「日の光が見えるまで、後ろを振り返ってはならない」という条件を破ってしまったオルフェは、ユリディスをあきらめるしかない。流石の世論もどうしようもない。ジュピテールがユリディスをバッカスの巫女に変えてしまうと、更にパーティーは盛り上がりつつ続くのだった。

2013年8月8日木曜日

大学の授業/Orpheus aux Enfers

書きたい事は山ほどあるのだけど、おいおい追いついていけるようにがんばります。

今日は『西洋音楽史の基礎知識』『バロック時代:オペラの成立』の授業を受けてきました。
もちろん一通り勉強はしているけど、改めてmonophony、polyphony、homophonyの聞き比べ等は面白かった。
中世のキリエを聞いていると、ルネサンスで既に俗っぽく聞こえ、モーツァルト、ベートーベンになるともうかなりチャラい(笑)中世の譜面の難しいこと。
この時代は主に宗教音楽だと思われがちですが、マショーなんかは世俗音楽も多くあるようですね。宗教音楽は司祭が出てきて「我々の罪を〜」とか言い出した時点でうんざり。

バロック時代に関してはモノディ、通奏低音、リトルネッロ、有節変奏etc....
バロックについては父と姉からの豆知識で十分補える内容でした。
私は日本の大学に行ってないため(フランスでは音楽を勉強する機関は大学ではなく専門学校になる)、何か自分に欠けているものがある気がして今回もう一度勉強を始めた訳ですが、一教師対不特定多数の生徒では得られるものは限られますよね。知識はあるに越した事はないけれど、そこからのイマジネーションが働かなければ意味がないことがよくわかりました。物事を知った上で、その因果的効力を考えないといけませんね。

授業で聞いたモンテヴェルディの『オルフェオ』が優等生過ぎたので、お口直しにオッフェンバックの『地獄のオルフェ』を観ています。
神様達がおバカ過ぎて大好き♡