全編youtubeにありました。
『あらすじわかる!オペラ情報館』より、情報等載せておきますね。
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【作曲】 ジャック・オッフェンバック 1858年 【初演】 1858年10月21日 パリ、ブフ・パリジャン座 1874年2月7日 パリ、ゲテ座(改訂版) 【台本】 エクトル・クレミュー、ルドヴィック・アレヴィ(フランス語) 【原作】 ギリシャ神話のオルフェオの物語に基づく 【演奏時間】 第1幕 60分 第2幕 50分 合計 約1時間50分 |
【時と場所】 ギリシャ神話の世界、ギリシャと天国と地獄 【登場人物】 オルフェ(T): 音楽院の院長 ウーリディス(S): オルフェの妻 プリュトン(T): 地獄の大王プルート ジュピテル(Br): 神々の王ゼウス キュピドン(S): 愛の神キューピッド 世論(Ms): 世間一般の人々の代弁者 ほか 以下http://homepage2.nifty.com/aine/opera/opera64.htmより。
テーバイ市郊外の田舎。
ヴァイオリンの名手オルフェは、音楽学校の校長をしている。妻(ユリディス)がいる身だが、ちゃっかりとかわいい女性相手にヴァイオリンの個人教授をしている。一方のユリディスはといえば、こちらも既に夫にも彼のヴァイオリンにも飽き飽きしている。二人が痴話喧嘩を始めると、いつもオルフェはヴァイオリンを弾いて、ユリディスをうまく丸め込んでしまうのだ。退屈のあまり、ユリディスは、いっそ死んだ方がマシだと思っているのだが・・・ある日、近所に住むミツバチ飼いのアリステ(地獄の支配者プリュトンの人目を忍ぶ姿)を尋ねたユリディスは、ミツバチに気を取られているうちに、畑の中に潜んでいた毒蛇に噛まれ、望みどおり死ぬことに・・・。
ユリディスの別れの手紙を読んだオルフェは大喜びするが、そこへ世論が登場! 世論は、「善行の番人」を自認しているので、「妻が死んだ」というのに、「その死を悲しんでいない夫」の存在は許せないと怒り、神のところへ行って、ユリディスを返してくれるように頼みなさいと言う。さもないと、オルフェは人々-とくに、かわいいヴァイオリンの教え子たち-からの信頼を失うことになる・・・と脅されるのだった。脅されたオルフェは仕方なく、神々の住むオリュンポスへと向かう。
オリュンポスでは、美しいディアヌが嘆いている。待ち合わせの場所に、恋人が現れなかったのだ。実は、ディアヌの父であり、神々の王であるジュピテールが、娘のイメージを損なわないように・・・と、こっそり恋人のアクテオンを鹿の姿に変えてしまったのだ。怒ったディアヌは、ジュピテールの専横ぶりをののしり、数々の汚点を数え上げ、その場に居合わせた他の神々も、彼女に便乗して糾弾し始める。折良く、メルキュールがやってきて、地上からユリディスという女性が誘拐されたこと、プリュトンが来ることを告げる。ジュピテールの妻ジュノンは、「ユリディスを誘拐したのは夫では?」という疑いを持ち、ジュピテールを責め立てたところに、プリュトンがやってくる。ジュピテールはプリュトンを問いただすが、プリュトンはうまく言い逃れてしまう。とそこに、世論に伴われてオルフェが登場、ジュピテールに拝謁を願い、さらわれた妻を帰して欲しいと訴えるので、ジュピテールは、地獄を調査することにした。
さて、蛇に噛まれて地獄へきたユリディスはといえば・・・パーティーに明け暮れる毎日を想像していたのに、地獄にきてみると、狭い1室に閉じこめられているばかり。おまけに、看守は言い寄ってくる。で、ひどく沈み込んでいる。ジュピテールが神々を引き連れて地獄へやってくると、看守はユリディスを別の部屋に隠してしまうが、ジュピテールは隠し場所を見抜いてしまい、ハエに姿を変えて、鍵穴から忍び込む。ジュピテールから正体を明かされたユリディスは、彼についていこうと心に決めるのだが、二人の逃亡をプリュトンが邪魔だてするのでうまくいかない。
プリュトンは、地獄で大宴会を開いている。バッカスの巫女に扮したユリディスは大はしゃぎ。隙を見ては、ジュピテールと手に手を取って逃げ出そうと試みるものの、いつもプリュトンに阻まれる。いい加減頭にきたプリュトンは、「オルフェに妻を帰すという約束はどうなったのか」と言って、ジュピテールに詰め寄る。世論の怒りが何よりもいやなジュピテールは、名声を失うよりは、約束を守る方がいいと判断して、嫌がるユリディスをオルフェに返すことにする・・・ただし、条件がある・・・「日の光が見えるまで、後ろを振り返ってはならない」
パーティーの場から離れたくないユリディスと妻の死をちっと悲しんでいないオルフェとは、二人で地上へと帰っていく・・・と、突然の雷鳴! 驚いたオルフェは思わず辺りを見回してしまう・・・「日の光が見えるまで、後ろを振り返ってはならない」という条件を破ってしまったオルフェは、ユリディスをあきらめるしかない。流石の世論もどうしようもない。ジュピテールがユリディスをバッカスの巫女に変えてしまうと、更にパーティーは盛り上がりつつ続くのだった。
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