港区虎ノ門の音楽教室 MUSICASA


港区虎ノ門の音楽教室 MUSICASA

チェロ・バイオリン・ピアノ・声楽・子どものためのソルフェージュのクラスを開講しております。


2013年5月20日月曜日

La Folle Journee au Japon 2013

ゴールデンウィークは特に旅行の予定もなく、何しようかなぁと考えていたところ、そういえばLa Folle Journeeだ!ということで直前になって余っているチケットを探すことに。
結果、3日間のうち
1日目
・0歳からのコンサート
2日目
・0歳からのコンサート
・パリのバロック
3日目
・ロラン・ピドゥ(マスタークラス)

を聴くことが出来ました。
2日目のパリのバロックはリチェルカール・コンソートの演奏。
ソプラノの急病により大幅にプログラムが変更されたのですが、変更後のプログラムが素晴らしかった!!
これが聞きたかった!という曲ばかりでした。
マレのSainte-Genevieve du MontやラモーのConcert等、最高です。
Violeかっこよかったなぁ。
その前のコンサートのビゼーやラヴェルを聞いた後だと、バロックの高貴なこと。音楽にはそもそも音量なんて必要ないのだと思い知らされました。
「日本のバロック」はまた違う印象ですが、私としてはバロックと言えばフランス。「パリのバロック」鳥肌ものでした。

翌日のロラン・ピドゥのマスタークラスはチケット無しで入れます。
小さなレッスン室で行われていて、生徒さんの緊張がビシビシ伝わってきます。
藝大の生徒さんはドヴュッシーのソナタを上手に弾かれていましたが、先生が指摘されることはとても頷けることが多くて、同じレッスンでも受ける人が違うとレッスンの密度も変わるのだろうなぁと見ていてとても勉強になりました。(生徒さんによってはスポンジのように言われた事をすぐに吸収できる人や、上手くても頭の固い人がいてそういう人はなかなか成長できない)
フランス語でのレッスン、懐かしいな。
楽しいマスタークラスでした。
この日にVioleのフィリップ・ピエルロのマスタークラスもあったのだけど、予定が合わず断念。。あぁ行きたかった。。

「0歳からのコンサート」はちょっと微妙。
赤ちゃんと一緒に行けるコンサートというのは魅力的ですが、あまりにも子供向けすぎました。
赤ちゃんを連れて行ってでもコンサートに行きたい人向けなのか、赤ちゃんにコンサートを聞かせた人向けなのか、きっと後者なのでしょうね。
でも赤ちゃんには決して居心地の良い空間ではないし、親も大変だし、演奏者もぎゃーぎゃーうるさい中弾きたくないだろうし、一体誰があの時間を楽しめたのでしょうか。
あくまで大人向けのコンサートに「赤ちゃんも可」ということにして、うるさくしたら外に出るという形の方が少なくとも大人と演奏者は満足できるのでは。それに照明も明るいままのだだっぴろいホールなんて子供は騒ぎたくなって当然。集中出来る空間を作るにはまず大人が集中しないことにはね。。といろいろ思うことはありました。
このコンサートに行ったのは軽卒だったと反省。

これまであまり興味のなかったイベントですが、今年のテーマの「パリ、至福の時」というのに引かれて行ってみて良かったです。
そうだ、コクトーの「美女と野獣」も無料で上映していたのです。これも時間が合わず。またどこかで観れるかな〜。

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